(株)瑞光

　当社は1963年に会社設立し、2023年に創立60周年を迎えました。2023年5月には東証スタンダード市場からプライム市場に上場区分を変更し、新たなスタートラインにたちました。
当社がこれまで衛生用品製造機械を通じて得た多くの経験からくる閃きが、我々の高い技術力と独創性、開発力の原点となっています。これからも時代を先取りする独創性と技術力でお客さまの期待を超える機械を生み出し、グローバル市場に確固たる地位を築いてまいります。
　当社コーポレートメッセージ『Make the Impossible Possible』のもと、既存事業においては付加価値の高い衛生用品製造機械の研究開発、新規事業においては社会課題の解決に貢献する取り組みなど、さらなる成長に向けてスピード感をもって挑戦してまいります。
居甲斐のある職場から創り出されるアイデア、装置を通じて、社会に貢献してまいります。
これからの瑞光にご期待ください。

イタリアの衛生用品製造機械メーカーDelta S.r.l.を子会社化

　2024年6月にDelta S.r.l.を子会社化しました。Delta社は2002年にイタリアで設立された衛生用品製造機械のメーカーで、これまで欧州や米国、南米、アフリカ等への販売実績があります。
　当社グループでは、主力事業である衛生用品製造機械事業の収益性向上を掲げ、海外市場のさらなる開拓に取り組んでいます。当社グループの売上の半分以上を構成してきた日本及び中国は人口減少の局面を迎えており、長期的には紙おむつや生理用ナプキンの消費量が減少するリスクがあります。持続的な成長に向けて、欧州やインド、アフリカなど、これまで売上構成比の高くなかった地域での売上拡大に積極的に取り組む方針であり、当社グループにDelta社を迎えることで欧州やアフリカなどへの売上拡大を図ります。

使用済み紙おむつのリサイクル事業への取り組み

　使用済紙おむつの排出量は国内外で増加しており、日本でも一般廃棄物に占める割合が2030年度頃には７％程度になると見込まれています。その処理コスト（収集、焼却処理、埋立て処分）や環境負荷は世界的にも課題となっています。
　当社では、使用済み紙おむつの燃料化装置を取り扱っており、使用済み紙おむつを破砕・乾燥・滅菌して燃料ペレットに成形し、バイオマスボイラーやストーブで木質ペレットの代わりに使用することで、エネルギーとして再利用することが可能です。
　2024年5月に、福島県相馬市、株式会社タケエイ、国立大学法人山形大学との間で「使用済紙おむつのリサイクル技術推進に関する連携協定」を締結し、使用済紙おむつの燃料化によるリサイクル技術の推進、及び再原料化の包括的なスキームの構築を目指して実証実験を開始しました。

新規事業としてコットン製品の製造事業へ参入

　当社子会社の株式会社COTEXが、2024年2月にテイメン株式会社よりコットン製品の製造事業を譲り受けました。
　当社はこれまで衛生用品の製造機械メーカーとして、最終製品である紙おむつや生理用ナプキン等の付加価値向上を実現する機械の設計や加工技術の開発に取り組んできました。コットン製品の製造事業への参入により、衛生用品の素材として広く利用されているコットンの製造や機能開発に取り組み、衛生用品の付加価値向上にこれまで以上に貢献していきます。また、天然素材であるコットンの持つ可能性を追求し、衛生用品以外の分野での活用にも取り組んでまいります。

代表取締役社長 梅林豊志のインタビュー動画を公開

　代表取締役社長 梅林豊志のインタビュー動画を公開しました。
当社コア事業領域の強みや今チャレンジしている新規事業などについてご紹介いたします。
こちらの動画をご覧ください。
〇トップの言霊：https://www.zuiko.co.jp/news/suntv/
〇SESSA：https://www.zuiko.co.jp/news/sessa-2/
○stockvoice：https://www.youtube.com/watch?v=VVLAFokzKwo