不二製油グループ本社(株)

　不二製油グループは、1950年に大阪で創業し、70年以上にわたり業務用の油脂やチョコレート、製パン素材、大豆製品などの食品素材を、国内外で製造販売を手掛けてきた食品の中間素材メーカーです。
　創業以来、経営の基本方針として「顧客への貢献」を掲げ、それまで他社が手がけていなかった南方系油脂や大豆たん白などの植物性の原料を取り扱うことで、差別化された多くの製品を生み出してきました。
　昨今の社会情勢を鑑みた時、中間素材メーカーである当社にとって最も重要なミッションは、食に関する社会課題を解決する付加価値が高い製品の提供によって顧客や消費者へ貢献することであると考えます。その社会貢献の一つが、植物性の素材にこだわった「おいしくて体に良い（健康的な）」製品により、おいしくかつ豊富なメニューを提供することで、消費者の食の選択肢をひろげることです。これは創業当初より、植物性にこだわり、それらをベースとした加工技術を極めてきた不二製油グループだからこそできることであると考えています。植物性素材でおいしさと健康を追求し、サステナブルな食の未来を共創してまいります。

高い技術力を背景に、高シェア、高競争力の製品群をグローバルに展開

　不二製油グループは、パーム、カカオ、大豆を主要原料に「植物性油脂」「業務用チョコレート」「乳化・発酵素材」「大豆加工素材」の4つの事業セグメントをグローバルに展開し、多くのエリアで高いシェアを有しております。（下記は2022年度実績となります。）

中期経営計画「Reborn2024」（2022-2024年度）

　不二製油グループは、グループ憲法のビジョンとして「植物性素材でおいしさと健康を追求し、サステナブルな食の未来を共創します」を掲げ、2030年に向けた9年間を3つのフェーズに分けました。その第1フェーズが2022年5月に発表した中期経営計画「Reborn2024」（2022～2024年度）です。事業環境の不透明感が高まる中で、新しい価値を生み出せる企業グループとして生まれ変わるために3つの基本方針を打ち出しました。「事業基盤の強化」、「グローバル経営管理の強化」、「サステナビリティの深化」を進めることで、新しい価値を生み出せる企業グループとして生まれ変わることを目指します。

GOODNOONによる植物性食品の販売拡大を図る

　不二製油グループでは、高収益・高成長が見込める事業ポートフォリオの構築を目指し、新たな技術・新たな販売方法などを取り入れた「挑戦領域」の拡大を進めています。
　2022年7月には、挑戦領域を牽引するフラッグシップとして「GOODNOON」を立ち上げました。GOODNOONでは不二製油が持つ技術を融合させることによって、植物性食品だけで「驚きのおいしさ」を実現します。様々な製品群を市場に投入し、食の選択肢をひろげ、新たな食のスタンダードを目指します。